1.人体は電磁波を容易に呼び込んでしまう 前号で既述しましたが、電磁波を無意識に受信してしまう条件は①電磁波の波長がそれを浴びている物体のサイズとほぼ同じ場合、②電磁波の振動数が浴びている物体の固有振動数とほぼ一致する場合です。いずれも外部から何もしないのに物体が電磁波のエネルギーを吸収し続ける「共振」が起こってしまうためです。

①は「人体自身がアンテナ」なのです。なぜなら、人体はFe, Na, Mg, Ca, K,など多くの金属イオンを含む良導体なので電磁波を呼び込むアンテナ機能を発揮してしまうからです。つまり、人体が無意識に電磁波を呼び込み、その電磁界が人体に誘導電流(41号参照)を生じさせ、健康をつかさどっている生体制御電流を狂わせるのです。例えば、頭回りが60cmの人に共振する電磁波の周波数 は です( [m/s]、 )。この周波数はTVFMの帯域で身の回りに飛び交っていますので、過敏な人は頭痛、音が聞こえにくい、目が見えにくい、発熱、等に悩まされます。人体を構成する腕や脚などの骨格、内臓や筋肉などの部位のサイズはほとんどすべて私たちの生活通信情報源である電波の波長帯域に合致してしまいますので、身の回りを飛び交う電波のエネルギーがある程度強いと私たちの身体のどこかが変調をきたすことになります。ビリビリ、チクチクの感覚を伴うことが多いので「刺激作用」と呼びますが、これは肩や腰の低周波治療に利用したりします。

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