1.「動力」とは(復習) 「動力(power)」は機械工学では、エンジンを想定すれば「[1s]当りに取り出せる仕事量(エ ネルギー)[kJ]」と定義され、単位は[kW]=[kJ/s]です。 一方、電気工学では「電力」と呼ぶことが多く、「電気が [1s]間にする仕事量[J]」で、単位は[W]=[J/s]です。 物理的には機械も電気も同じ意味ですが、機械は力学的で イメージし易いのですが、電気は本質が「物体内を流れ ている電子が創り出す現象」なので、【電力 P[W] =電圧 E[V]*電流 I[A]】と独特な物理量で算出し、 その消費量を[kWh]で表わすのも独特です。 もう一つ、電気で言う「動力」が「事業者が電力会社と低 圧電力として契約する三相200V の動力線」のことを指すの です。本来の物理的意味と全く違う使い方に注意です。
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