【開催のご案内】第95回「ESP推進分科会」定期セミナー
1.COP28「化石燃料からの脱却」の実現性 COP 28 の成果は「1.5℃達成のため『化石燃料からの脱却』をしつつ2030 年までに再エネ容量を3 倍に、省エネ改善率を2 倍にする」ことに合意したことですが、この前提に「2050 年までにカーボンニュートラル(CN)を実現」の条件が課せられています。いずれも実現性はほぼなくなりつつあります。例えば、2023 年の世界の年平均気温偏差が1.48℃に達し、本年も猛暑続きで1.5℃ 目標は突破する見込みなので、次善目標2.0℃達成は子・孫たちのためにも死守せねばなりません。 続きは会員ページより
昨年(2023)、世界の年平均気温が産業革命前(1850~1900)のそれより「+1.48℃」の史上最高気温(WHO: 世界気象機関)を記録、パリ協定「+1.5℃目標」ギリギリでした。年間のほぼ全てで1.0℃を、ほぼ半数で1.5℃を上回り、2度2.0℃を超え、正に「沸騰の年」だったのです(コペルニクス気候変動サービス(C3S)公表)。今年2024年は昨年をさらに上回る気温上昇が見込まれ、世界各地での深刻な自然災害が懸念されています。日本の気候変動について本号で考えてみます。 続きは会員ページより
「カーボン」から「エコロジー」へ ~ 私たちの暮らしには地球が二つ必要? ~ フットプリントは「今まで足蹴にしてきた環境負荷の積み重ねの足跡」を意味し、CO2e[温室効果ガス排出量を各地球温暖化係数でCO2 へ換算した等価排出量]を焦点にした「カーボン・フットプリント」が代表的です。その算出には「ライフサイクルアセスメント:LCA(Life Cycle Assessment)」、文字通り、工業製品なら【素材調達→部品製造→組立→流通→消費→廃棄・3R】のすべての段階で排出されるCO2e を積算する手法が用いられます。「エコロジカル・フットプリント:EF」は私たちの暮らしに必要な製品・サービスの需要を満たすための供給側の生産可能な土地・海の面積です。これには廃棄物(CO2, etc.)処理などに必要な面積も考慮されます。最新データではEF=211 億[gha]です。一方、現在の地球上の再生可能な資源生産と廃棄物回収できる土地・海の面積「バイオキャパシティー:BC」は120 億[gha]ですのでEF/BC=~2。つまり「もう一つ地球が必要」という深刻なオーバーシュート。まず「足るを知る」暮らしへの変容です。 続きは会員ページより
1.北極の温暖化:急速に進行中 北極域[北緯(90~60)度帯域]の平均気温偏差推移 が下図で明らかなように、世界平均気温 、北緯(60~30)度=北半球中緯度域 、北緯30 度~南緯30 度=低緯度域 、南緯(60~30)度=南半球中緯度域 の各カーブより著しく上方、すなわち、著しく高温で推移しています【図の縦軸のSAT(Sol-Air Temperature):「相当外気温度(外皮表面温度)」は氷の表面の反射率が高いので日射の効果を外気温に換算した温度。偏差基準温度は(1880~1890) 年間の各域平均気温】。この北極域の顕著な気温上昇率はこの10年間で+1.0℃、他域の(3~5)倍も高いのです。今世紀末には+4.0℃に達し、「臨界点を超える危険性」を科学者が警告しています。この北極温暖化が他地域より急速に進んでいる現象を「北極温暖化増幅」と呼びます。なお、北極域の年間平均気温は氷点下約−20℃【南極:氷点下約−50℃】です。 続きは会員ページより
拝啓 初夏の候、ますますご盛栄のこととお慶び申し上げます。平素は、ESP事業に対し格別の ご支援ご高配を賜り厚くお礼申し上げます。さて、第94回「ESP推進分科会」定期セミナーを下記の通り開催いたします。ご多用の折とは存じますがぜひご参加頂きたくご案内申し上げます。敬具
1.「フットプリント(Footprint)」とは 日本語訳は「足跡」。この用語はITなど種々の業界で使われていますが、環境問題では「環境保護に関心を持つ人々や企業、政府機関などが、自身の環境負荷を把握し、環境負荷を低減するための戦略を考える上で用いられる指標」で、「カーボン・フットプリント」が代表的です。例えば「EV(電気自動車)はGE(ガソリン車)よりどれほどCO2を排出しないか」を「走行時」だけでは片手落ちなので「原材料の調達→製造→流通→消費(走行時)→廃棄・リサイクル」の自動車(製品)の「一生にわたってのCO2排出量」で比較することが必要です。 続きは会員ページより
1.エルニーニョ現象 赤道近くの太平洋上には通常、図[平年]のように東から西に向かう「貿易風」が吹いており、海面近くの暖かい海水を西側へ吹き寄せるのでインドネシア近海に暖水がたまります。この「暖水プール」は世界で最も海水温が高く、上空へ熱と水蒸気を大量に供給して積乱雲を発生させ大量の雨をもたらします。一方東側ペルー沖では、貿易風によって運ばれた海面近くの海水を補うため深層の冷たい水が湧き上がってきます。このため平年より「東側の海水温は西側よりも低い」状態になっています。 しかし、図[エルニーニョ現象]のように何らかの理由で「貿易風が弱まる」と西側にたまっていた暖水がインドネシア沖の熱帯太平洋から日付変更線を経てペルー沖辺りまで戻っていき、貿易風も弱くなって風向も西風となってペルー沖の水温がインドネシア沖より高くなります。この状況は貿易風を弱く西風にする作用があるので長期間(3~6年)続きます。これを「エルニーニョ現象」と呼んでいます。 続きは会員ページより
桜もほころび始めたとは言えコロナに続いてインフルエンザが猛威を振る中、「エアフレッシュ EX」等でウイ ルス対策万全の会場は満席、活気にあふれていました。(株)GU 環境情報伝道士 水野真理子の「ESP 事業案 内」に続いて会長の森の「本年 4/1 より心新たに 21 年目を迎える」に際し、高レベルの健康食品として「青 森産完全無農薬の“黒ニンニク”」と「前代未聞の 50°Cで調製した“生ハチミツ”」のお土産付き挨拶がなされ ました。講座は恒例の加藤財団代表、奥山財団カウンセラー、社長の森からの 3 件、本号はその概要集です。
【開催のご案内】第93回「ESP推進分科会」定期セミナー 拝啓 麗春の候、ますますご盛栄のこととお慶び申し上げます。平素は、ESP事業に対し格別の ご支援ご高配を賜り厚くお礼申し上げます。さて、第93回「ESP推進分科会」定期セミナーを下記の通り開催いたします。ご多用の折とは存じますがぜひご参加頂きたくご案内申し上げます。敬具