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LSEアカデミアニュース No.61 新型コロナウイルス:知って行動を! (2) ~ 宿主に適応する変異が感染力を強靭に! ~

1.突然変異で強烈化する COVID-19 新型コロナウイルス COVID-19 は頻繁に突然変異し、その度に感染力が強烈になっていくことがわかってきました。その理由はCOVID-19 が反応性の高い(安定性の低い)RNA ウイルスだからです。通常、生物の細胞は生命維持のため増殖しますが、同じ細胞を産生するため設計図が組み込まれています。 それがDNA で、下左図のように2 本の鎖が二重らせん状にからまり、2 本の鎖を 4 つの塩基(青:C:シトシン、緑:G:グアニン、黄土:A:アデニン、赤:T:チミン)が組み合った支柱が強固に支えているきわめて安定性の高い構造です。一方、RNA は右図のように1 本の単鎖に組み合う前の4 つの塩基(赤が茶のウラシルに替わっている)が刺さっているだけの不安定な構造です。RNAは、DNA が複製されるとき遺伝情報を複写、原料を調達、それを合成する役割を担っており、役割を終えれば消滅します。しかし、ウイルスには遺伝物質としてDNAをもつ「DNA ウイルス」とRNA をもつ「RNA ウイルス」が存在しますが、大きな違いは上述のように「遺伝情報の安定性」にあり、COVID-19 は不安定な「RNA ウイルス」で、宿主細胞のDNA 変位速度の100 万倍もの速さで変異し、しかも鎖が長く非常に多くの遺伝子を含むので頻繁に遺伝子のミスコピーによる突然変異が発生します。新型ですので消滅させる酵素は存在せず、その感染力は強靭になるばかりです。これが特効薬やワクチンの開発を遅らせる要因です。 続きは会員ページより

By | 2020-06-22T12:17:35+00:00 6月 22nd, 2020|ニュース|0 Comments

LSEアカデミアニュース No.60 新型コロナウイルス:知って行動を! (1) ~ 感染プロセスを知って免疫力で備える ~

1.プロローグ 全世界を感染の脅威に落し入れ、経済活 動を一気に停止させた新型コロナウイルス COVID-19 禍を 「正しく知って怖がらず行動する」ための条件を探ってみま す。特効薬とワクチンが私たちのレベルまでに届くのがベス トの条件ですが、容易にはクリアできない条件のようですの で、とりあえず私たち一人一人ができる次善の条件を正しく 知れば怖がることなく行動でるはずです。まず、新型コロナ ウイルスの今までと異なる「怖さ」から知ることにします。 続きは会員ページより

By | 2020-05-20T12:55:31+00:00 5月 20th, 2020|ニュース|0 Comments

LSEアカデミアニュース No.59 「パリ協定」遵守:再エネと原子力の攻防 (12) ~ シリーズ総括:両長所を活かす! ~

1.再考:「パリ協定:2.0°C約束」へのシナリオ 本号は 12 回にわたった本シリーズの総括です。まず、これを取り 上げた動機は1パリ協定「今世紀末の気温上昇を産業革命以 前より 2.0°C、できれば 1.5°C以下に抑える」ため、2我が 国は「化石燃料からの CO2 排出量を 2013 年度比で 2030 年 度までに▲26%、2050 年度に▲80%削減」の約束草案を国 連に提出、3「具体的な CO2 排出量を 2013 年度の 12 億トン を 2030 年度までに 9 億トン、2050 年度末には 2.5 億トン以下に 抑制する」という自主目標を「どう達成するか」、とくにゼ ロエミッションとは言え解決すべき課題の多い「再エネと原 子力をどう活かすか」を考えてみたいと思ったからです。 続きは会員ページより

By | 2020-04-21T10:41:11+00:00 4月 21st, 2020|ニュース|0 Comments

セミナー・教育プログラム 延期のご案内

「地球温暖化防止LSE技術アカデミア」財団ご関係の皆さま 新型コロナウイルスの猛威に翻弄される日々が続いておりますが、皆さまには大事無くお過ごしのことと祈るばかりでございます。 さて、ESP推進協議会「定期セミナー」および地球温暖化防止LSE技術アカデミア「省エネルギー設計士取得教育プログラム」の開催につきましては既にご案内を差し上げておりましたが、新型コロナウイルス汚染防止に配慮し、当面、自粛させていただくことといたしました。 終息の見通しがつき次第、改めて開催のご案内を差し上げます。ご理解いただきますようお願い申し上げます。

By | 2020-04-16T13:23:56+00:00 4月 16th, 2020|ニュース|0 Comments

LSEアカデミアニュース No.58 「パリ協定」遵守:再エネと原子力の攻防 (11) ~原子炉の機能と使用済み核燃料の最終処分~

1.蒸気動力プラント 原子力発電所も「蒸気動力プラン ト」、すなわち、水をボイラで沸騰させて水蒸気に、さらに 加熱して高温高圧の過熱蒸気にし、この高エネルギーで蒸気 タービンを高速回転させて動力をえる仕組みです。えた動力 で発電機を回して発電すれば発電所、車輪やプロペラを駆動 させれば蒸気機関です。仕事を終えた水蒸気は海水などで冷 却されて再び元の水に戻り、再循環します。【水(液体)⇔ 蒸気(気体)】の相変化を繰り返して動力を得るのが「蒸気 動力プラント」です。重要な要素が水を加熱して蒸気にする ボイラ。この燃料にウランを用いるのが原子力発電所です。 続きは会員ページより

By | 2020-03-17T12:34:05+00:00 3月 17th, 2020|ニュース|0 Comments

【開催延期】 第 72 回「ESP推進分科会」定期セミナー

当財団が後援している「ESP推進分科会」定期セミナーについてご案内です。 次回は3月27日の開催が予定されていましたが、新型コロナウィルス感染症が拡大している状況を受け、参加者・関係者の健康・安全面を第一に考慮した結果【延期】となりました。 今後の日程につきましては、改めてご案内致します。

By | 2020-03-02T16:32:58+00:00 2月 20th, 2020|ニュース|0 Comments

LSEアカデミアニュース No.57 「パリ協定」遵守:再エネと原子力の攻防 (10) ~放射線の定量化:[Bq]・[Sv]と健康被害~

1.照射能【ベクレル】と実効線量【シーベルト】 「放 射能」は「放射性物質」から放出される「放射線(α・β・ γ・X・宇宙線など粒子と波動の性質ももつ高エネルギー線)」 の能力で、数値的には 1 秒間に別の核種へ崩壊する原子の個 数、すなわち、ベクレル[Bq]=[1/s]なる単位で表します【前 号参照】。放射能の規制値は福島事故を受け、より安全・安心 な食品を確保するため下表の新基準に移行しました。 放射能[Bq]が人体に与える危険度は照射線核種毎や身体 組織毎で異なるため、各々に定めた係数で補正した「等価線 量」に対象の「組織荷重係数」を掛けた総和「実効線量[Sv]」 によって定量的に評価します。すなわち、放射能[Bq]に換算 係数「実効線量係数[Sv/Bq]」を掛けるだけで実効線量[Sv] へ換算できるのです。実効線量係数は関連機関の HP 等から 検索できます。例えば、水 2L を毎日 1 年飲み続ける場合、 水の経口摂取の実効線量係数が と検索 できるので 0.1[mSv/年]の線量と算出できます。表の国際基 準値 1[mSv/年]以内であるためには他の食品からの線量摂取 量を 0.9[mSv/年]以内に留めれば人体への危険はないことが わかります。現在流通中の食品の放射能は基準値以下、ほぼ すべてが測定限界以下です。人体への影響はないようです。 続きは会員ページより

By | 2020-02-20T16:59:57+00:00 2月 20th, 2020|ニュース|0 Comments

LSEアカデミアニュース No.56 「パリ協定」遵守:再エネと原子力の攻防 (9) ~原子力を正しく知って備える安全文化~

1.原子力が選択肢になりうる要因(復習) 福島原発事 故にもかかわらず世界 30 ヵ国以上で 443 基が現在稼働し、 なおも建設中~70 基、計画~100 基、2050 年には~1,000 基 と拡大の一途です(53 号で詳述)。とくに電力需要が急増す る新興国が顕著です。これは原子力に(1)安全性向上:新規制 基準、 (2)環境性:CO2 排出ゼロ、(3)経済性:低発電コス ト、(4)安定性:最適ベース電源、(5)自給率アップ:準国産 エ ネ ル ギ ー 、 等 の メ リ ッ ト が あ る か ら 、 で す ( 5 5 号 で 詳 述 )。 一方、我が国は「化石燃料資源はなく海外にそのすべてを 依存しなければならない国情」(そもそも論)にあり、これ を打破、同時に 2050 年 CO2▲80%を達成する電源構成を (1)再エネ67%(太陽光32%, 風力14%, [...]

By | 2020-01-15T15:26:42+00:00 1月 15th, 2020|ニュース|0 Comments

LSEアカデミアニュース No.55「パリ協定」遵守:再エネと原子力の攻防 (8) ~再エネと原子力の共存で CO2▲80%達成~

1.2050 年 CO2▲80%:再エネと原子力で! 前号で 「2050 年 CO2▲80%達成」のため「再エネと原子力の共存 が不可欠」とした根拠は以下の要素プロセスでした。 (1) 環境省が全県に依頼した再エネ最大導入容量の調査 結果に基づいた最大発電ポテンシャルは 8,000 億 kWh、現 実には再エネ最大電力供給 7,000 億 kWh と算定できる。 (2) 2050 年の電力需要は 11,000 億 kWh と見込まれる。 (3) したがって、再エネだけでは需要を賄えない。 (4) 需給差 4,000 億 kWh すべてを LNG 火力で賄うと CO2▲80%の国際約束を果たすことができない。 (5) 選択肢は既存の原子力発電所の活用。新安全基準をパ スした現有の原子力発電所を 60 年運転延長し設備利用率 87%で供給できる発電量は最大 2,000 億 kWh。 (6) 不足の2,000億kWhはLNG火力で補うしかない。 (7) 以上の対策でやっとCO2▲84%を達成できる。 すなわち、「2050 年 CO2▲80%達成」のカギは「再エネ と原子力の共存」です。一方で徹底的な省エネは不可欠です。 続きは会員ページより

By | 2019-12-23T14:02:57+00:00 12月 23rd, 2019|ニュース|0 Comments