1.電力需給ひっ迫警報発令の背景 電力需給がひっ迫するのは夏の甲子園の昼間でなく、今は冬の夕方から夜にかけての時間帯です。実際に夏のお盆でなく、今年の3 21 日、春のお彼岸という夜に「電力需給ひっ迫警報」が発令されたのです(東京エリア)。原因は①福島県沖で発生した地震で火力発電所の多くが停止した(650 kW)、②老朽化とトラブルおよび定期点検で134 kW もの火力が停止していた、③テレワークなど働き方改革で電力需要が増加していた、④厳寒による暖房需要が急増した、⑤太陽光発電の供給量が90%低下していた、等による電力供給不足です。 

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