1.「快適性」を評価する温熱感覚6要素 前85号で触れました「ISO7730: Ergonomics of the thermal environment ~ Analytical determination and interpretation of thermal comfort using calculation of the PMV and PPD indices and local thermal comfort criteria【ヒトにとっての熱環境工学 ~PMVとPPD指標による熱的快適性(筆者意訳)】において、熱的快適性を評価するには環境側の4要素【気温・湿度・気流・放射熱】と人体側の2要素【代謝量・着衣量】の6要素を用いるのが合理的と記され、6要素すべてを用いて算出する指標「PMV(Predicted Mean Vote: 予測平均温冷感申告)」を推奨しています。
一挙に6要素すべてを導入したPMVまでに一つ一つの要素を取り入れてきた経緯があります。各要素が快適性に及ぼす影響を考えてみます。
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