1.民生部門とは 民生部門は家庭部門と業務部門とから成ります。「家庭部門」のエネルギー消費は「家計がその住宅内で消費したエネルギー」を、「業務部門」は「第三次産業(第一次、第二次産業を除いた残余部門:商業・運輸・通信・金融・不動産・サービス業・公務など、日本では電気・ガス・水道業も含める)に属する企業・個人が事業所の内部で消費したエネルギー」を指します。消費したエネルギーから排出される温室効果ガス量(CO2換算値:CO2e)についても同様の定義です。しかし、家庭や事業所の自動車の燃料代はその家計・事業所から支出されますが、その自動車から排出されるCO2は「運輸部門」に含まれます。統計上、自動車・バス・トラック・列車・飛行機等のすべての交通機関によるCO2排出を運輸部門がカバーしているのです。

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