月別アーカイブ:7月 2024

LSEアカデミアニュース No.110 深刻化する異常気象のメカニズム再考(7) ~ 今夏は昨夏以上の猛暑が長期続く:その根拠は? ~

昨年(2023)、世界の年平均気温が産業革命前(1850~1900)のそれより「+1.48℃」の史上最高気温(WHO: 世界気象機関)を記録、パリ協定「+1.5℃目標」ギリギリでした。年間のほぼ全てで1.0℃を、ほぼ半数で1.5℃を上回り、2度2.0℃を超え、正に「沸騰の年」だったのです(コペルニクス気候変動サービス(C3S)公表)。今年2024年は昨年をさらに上回る気温上昇が見込まれ、世界各地での深刻な自然災害が懸念されています。日本の気候変動について本号で考えてみます。 続きは会員ページより

By |2024-07-29T18:34:46+09:007月 29th, 2024|ニュース|0 コメント

GREEN PARTNER No.147 第93 回「ESP 推進分科会」定期セミナー (05/24) 3 講座要旨集号

「カーボン」から「エコロジー」へ ~ 私たちの暮らしには地球が二つ必要? ~ フットプリントは「今まで足蹴にしてきた環境負荷の積み重ねの足跡」を意味し、CO2e[温室効果ガス排出量を各地球温暖化係数でCO2 へ換算した等価排出量]を焦点にした「カーボン・フットプリント」が代表的です。その算出には「ライフサイクルアセスメント:LCA(Life Cycle Assessment)」、文字通り、工業製品なら【素材調達→部品製造→組立→流通→消費→廃棄・3R】のすべての段階で排出されるCO2e を積算する手法が用いられます。「エコロジカル・フットプリント:EF」は私たちの暮らしに必要な製品・サービスの需要を満たすための供給側の生産可能な土地・海の面積です。これには廃棄物(CO2, etc.)処理などに必要な面積も考慮されます。最新データではEF=211 億[gha]です。一方、現在の地球上の再生可能な資源生産と廃棄物回収できる土地・海の面積「バイオキャパシティー:BC」は120 億[gha]ですのでEF/BC=~2。つまり「もう一つ地球が必要」という深刻なオーバーシュート。まず「足るを知る」暮らしへの変容です。 続きは会員ページより

By |2024-07-05T14:09:38+09:007月 5th, 2024|ニュース|0 コメント
Go to Top