第10期生 一般財団法人「地球温暖化防止LSE技術アカデミア」認定 「省エネルギー設計士」ライセンス取得のための 教育プログラム受講生の募集
1.「欧州グリーンディール」とは 2019年、欧州委員会が「2050年までに世界初の『気候に中立な大陸』へ」=「世界初のカーボンニュートラル(CN)達成大陸」を実現するための政策として決定しました。その分野は①クリーンエネルギー、②持続可能な産業、③エネルギー・資源効率的な建築及び改修、④持続可能でスマートなモビリティー、⑤生物多様性およびエコシステムの保全、⑥農場から食卓まで、⑦汚染ゼロ、にわたって「温室効果ガス排出ゼロ」に資するあらゆる政策が散りばめられています。実際に非現実的と思われる政策が法律化されようとしており、様々な産業機関から死活問題として抗議が殺到しているのです。 つづきは会員ページより
1.偏西風とは 「偏西風」は既号(No. 103, 2023)の「大気の大循環」で少し触れましたように、南北緯度(30°~60°)帯にかけて高度10km辺りまでの地表側で西→東に吹く気流(フェネル循環の地表側)のことです。低→高緯度へ向かうほど地球半径r[m]は小さくなり、自転の角速度ω[rads]⁄は一定なので周速V[ms]⁄は「運動量保存の法則:V=r.ω=一定」によって加速され、上空ほど地表の摩擦力が弱まって新幹線並み以上の「ジェット気流」(下図の大気循環断面図の北緯60°上空の「寒帯ジェット気流」、北緯30°上空には「亜熱帯ジェット気流」も存在)が常時流れています。 続きは会員ページより
コロナ再襲来の寒中、万全のコロナ対策と「健康照明」第2弾「ビタミンD生成ランプ」展示がなされた会場は活気あふれ、㈱GU環境情報伝道士 水野真理子の「ESP事業案内」からスタートしました。会長の森からは贈呈された揮毫「日本創世」の紹介が「創世(世界を初めてつくる←旧約聖書)」と「創生(現実的に初めてつくりだす)」談義へと、そして「ビタミンD不足を補うUV-Bランプ効用」の話題となり、続いて、恒例の財団代表加藤氏とカウンセラー奥山氏および社長の森からの講座となりました。本号はその概要集です。 続きは会員ページより
1.COP28の注目点 昨年11/30-12/13、UAEのドバイで開催されたCOP28の注目点は以下の3点です。 (1)「グローバル・ストックテイク」の実施と結果 (2)「化石燃料の段階的廃止」の合意なるか (3)「Loss &Damage」基金運用の仕組み構築 以下、初の(1)を主題にCOP28を総括してみます。 2.グローバル・ストックテイク(Global Stocktake) 「グローバル・ストックテイク(GST)は「パリ協定」(2015年、COP21)で決定された「世界全体のCO2e削減進捗実績を評価、勧告する」、いわば「世界のCO2eの”棚卸し(Stocktake)”によってさらに高い削減目標を掲げて行動するための戦術」です。最終目標は「今世紀末の世界平均気温の上昇を産業革命以前の2.0℃より十分低く保ち、1.5℃に抑える努力を継続する」ことです。このためには、IPCCの勧告に従い2030年までに世界のCO2e排出量を1019年比▲48%、2035年には▲65%、2040年には▲80%、そして2050年に▲100%、それぞれ削減することを合意し、そのために各国は「自主的削減目標:NDC」を約束しています。しかし、現状はIPCCシナリオとかなりの「排出ギャップ」があり、下図の「削減目標引上げメカニズムを採用しています。 つづきは会員ページより