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GREEN PARTNER No.138 「2050、カーボンニュートラル」への道(16) ~ GX 推進法が創出する新たな利益 ~

1.GX の実現に向けた基本方針 今や国・企業は「環境に配慮しているというブランディング」をユーザーから獲得できないと産業競争に負けてしまいます。また、「環境配慮」の基本姿勢は「エネルギーの安定供給を確保しつつ脱化石燃料化をる」ことが必要です。こうした世界的環境配慮の潮流に政府は危機感を覚え、2022 年 7 月から「GX 実行委員会」で議論された中身を総括して本年 2 月に「GX の実現に向けた基本方針 ~今後 10 年を見据えたロードマップ~」を公表しました。GX (Green Transformation)を「産業革命以来の化石燃料中心の経済・社会、産業構造をクリーンエネルギー中心に移行させ、経済社会システム全体の変革を実行する」と定義(GX は和製英語)し、今後 10年の具体的方向性を打ち出しています。主要なポイントは1エネルギー安定供給の確保を大前提にした脱炭素化。具体的には「徹底した省エネ推進」「再エネの主力電源化」「原子力の最大限活用」です。2カーボンプライシング (CP)の実現・実行。具体的には「GX 経済移行債を活用した先行投資」「CP による GX 投資インセンティブ」です。まず実行したのが法整備です。 続きは会員ページより

By |2023-10-01T15:56:09+09:0010月 1st, 2023|ニュース|0 コメント

LSEアカデミアニュース No.100 CO2 排出量実質ゼロ、その実現への模索 2 0 ~ 果たせるかCNCN?: 2 ) 運輸部門における取組み ~

1.運輸部門からのCO2排出量 2021年度の我が国のエネルギー起源のCO2排出量は10.64億㌧、そのうち運輸部門からは下図に示すように1.85億㌧(17.4%)【国交省HP】です。内訳は陸上の自動車が86.8%を占め、国内海運船舶が5.5%、鉄道気動車が4.1%。航空が3.7%ですので、自動車ほぼ50%を排出する自家用乗用車からの排出量抑制がターゲットになります。一方、輸送量当りのCO2排出量でみると、旅客【単位[g-CO2/(人・km)]:人一人を1 km輸送するときのCO2排出量】では鉄道25→バス90→飛行機124→乗用車132、貨物【単位[g-CO2/(ton・km)]:貨物1 tonを1 km輸送するときのCO2排出量】では鉄道20→船舶43→貨物車216→乗用車1,124となっており、乗用車は旅客輸送では鉄道の約5倍、貨物輸送では約55倍も多く排出しているのです。以上の現状を踏まえ、国交省は「GX(グリーン・トランスフォーメーション)の実現に向けた取組み」を公表し、2050年CN(カーボンニュートラル)達成への具体的なロードマップを示しています。その概要は以下のようです。 続きは会員ページより

By |2023-10-01T15:52:42+09:0010月 1st, 2023|ニュース|0 コメント

GREEN PARTNER No.137 第8 8 回「ES P 推進分科会」定期セミナー 0 7 21 4 講座要旨集号

当然のように万全のコロナ対策がなされた会場は元気みなぎる方々で埋まりました。 環境情報伝道士 水野真理子のESP事業案内で始まり、会長の森の「㈱GUは今秋設立20周年、財団は創立10周年を迎え、11/8に記念式典を準備しています」との表明と「’25大阪万博は健康がテーマ。健康を光で増進する陽光LED照明”明王Myo-Ou”の出番です!」の挨拶後、セミナーに移り、財団代表 加藤征三氏、三重大学環境アドバイザー 奥山哲也氏、㈱GU 森忠隆、会長の森 幸一の4氏より下記のような講座が提供されました。本号は各講座の要旨集号です。 つづきは会員ページより

By |2023-08-31T10:36:21+09:008月 31st, 2023|ニュース|0 コメント

LSEアカデミアニュース No.99 CO2 排出量実質ゼロ、その実現への模索 2 0 ~ 果たせるかCNCN?: (1) 電力部門における取組み ~

1. 我が国の部門別CO2排出量 2050年、カーボンニュートラル(CN)実現に向け、政府は各部門に積極的な取組みを促しています。5月に公表した「グリーン・トランスフォーメーション(GX)実現に向けた基本方針」で10年間に150兆円投資し、カーボンプライシング(CP)債を発行、GX投資を促進するとともに、再エネと原子力の主力電源化を目指すと表明しています。オールジャパンなくして実現は困難です。 右図は2021年度のエネルギー起源CO2e排出量【CO2e:CO2換算排出量=活動量(電気等の使用量)×排出係数(電気: 0.434kgCO2/kWh)×地球温暖 化係数(CO2: WPC=1)[算定方法詳細:ghg-santeikohyo.env.go.jp/calc]】で総計10.64億㌧、部門別ではエネルギー転換40.4%、産業25.3%、運輸16.7%、業務その他5.6%、家庭4.8%、工業プロセス4.0%、廃棄物2.8%です。エネルギー転換部門の約90%が火力発電ですから、まず発電部門でのGX化の取組みが注目されます。 続きは会員ページから

By |2023-08-16T17:28:27+09:008月 16th, 2023|ニュース|0 コメント

【開催のご案内】第89 回「ES P 推進分科会」定期セミナー

拝啓 季夏の候、ますますご盛栄のこととお慶び申し上げます。平素は、ESP事業に対し格別のご支援ご高配を賜り厚くお礼申し上げます。さて、第89回「ESP推進分科会」定期セミナーを下記の通り開催いたします。ご多用の折とは存じますがぜひご参加頂きたくご案内申し上げます。敬具

By |2023-08-07T12:28:07+09:008月 7th, 2023|ニュース|0 コメント
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