【開催のご案内】 第68回「ESP推進分科会」定期セミナー
★参加申し込みはこちらを印刷し 必要事項をご記入の上、7月16日【必着】までに事務局へFAX送信して下さい。なお、締切り後のお申込みは、ご辞退頂く事がありますのでご了承願います。
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1.自然電磁波は健康をはぐくむ? 自然界に存在する電磁波の代表は太陽光です。宇宙にはさまざまな宇宙線が飛び回っていますが、地表に届くのは大気圏に開いた2つの「光の窓」と「電波の窓」から入ってくる電磁波だけです。「光の窓」から入る太陽光は主に波長 の可視光で、古来より私たちの生活リズムや光合成、ヒトや生物の進化にも深く関わり、私たちの命を育くんでくれる大切な電磁波です。また、「電波の窓」から長波長 の宇宙線が時折入ってきますが、これが開いているお蔭で人工衛星との通信ができ、今日のAI社会が実現しています。 では、健康に悪影響を及ぼす電磁波とは何でしょうか? 2.人工電磁波に注意! 地磁気や雷光、鉱石からの放射線なども自然電磁波ですが、私たちの健康に悪影響を及ぼすことはほとんどありません。問題は人工電磁波です。 人工電磁波は導体に電流を流すと導体周りに磁場が発生(アンペールの法則)しますが、交流のように変動電流ですと磁場も変動するので新たな電場を誘導(ファラデーの電磁誘導の法則)し、次々と磁場→電場→磁場→電場・・・と連発発生します。つまり、交流であれば必然的に電磁波を発生しますし、積極的に導体に流す電流の周波数と強度を変えるだけで任意の電磁波を自在に発信することができるのです。一方、自然電磁波はその発生過程からも明らかなように、一定の周波数を有せず不規則で強度も桁違いに小さいのです。 しかし、次節のように人工電磁波は私たちの生活に欠くことのできない通信や医療の暮らしのインフラであり、人工電磁波を避けて生活できない環境なのです。 続きはこちらから 190415 財団機関誌_LSEアカデミア・ニュース_47
1.電磁波と身体組織との共振 身体組織は誘電体であり、サイズも頭・腕・脚などの数十cmから細胞などの数十nmにわたります。このため、電磁波にさらされると波長とサイズが調和するとアンテナ現象が、波長と固有振動数が合致すると共振現象が誘起されます。アンテナ現象も共振現象ですが、いずれも組織内に誘導電流を発生させるので、そこの組織は健康をつかさどる脳からの本来の生体信号電流と人工電磁波で発生した誘導電流との区別ができず、正常な健康維持機能が乱れ、身体に変調をきたす結果となります。 以上の概要を43号と44号で、生体情報伝達メカニズムと「電磁波の“がん(癌)”誘発メカニズム」を45号で概説しました。関心の高い“がん”との関わりを再考します。 2.健康は健全な新陳代謝から 身体各組織は60兆ほどの細胞で構成され、このうち1兆ほどが毎日入れ替ります。1個の細胞が2個へ分裂し元と同じ細胞に復元・成長する新陳代謝によって健康が維持されます。 続きはこちらから 190415 財団機関誌_LSEアカデミア・ニュース_46
1.これまでの復習 これまで5号にわたり解説してきました電磁波と健康の係わりの要点を復習してみます。 40号「ヒトは電磁波に慣れている?」では、太陽からの電磁波の内、大気に吸収されない「光の窓」と「電波の窓」を通り抜けた電磁波に対して、ヒトは太古より免疫力があるものの、自然電磁波の強度は人工電磁波と桁違いに小さく、周波数も一定でなく幅広く分布しているので、狭い周波数帯に強烈に集中した人工電磁波への免疫力は弱いのです。 41号「電磁波の発生メカニズム」では、変動する電流があれば磁場が生じ、それが電磁誘導で新たな電場を発生させ、これが次の磁場→磁場と繰り返しながら光速で伝搬するのが電磁波です。このエネルギー源である電流の周波数と強度を変化させれば任意の人工電磁波を発信できるのです。 42号「暮らしのインフラ:電磁波」では、ラジオ・テレビ・スマホ・無線通信・レントゲン・放射線治療・食品加熱滅殺菌など私たちの暮らしを支えるインフラが人工電磁波です。一方、健康を害するデメリットにも留意すべきなのです。 43号「人体は電磁波を呼び込むアンテナ」では、浴びている電磁波の波長が人体の部位・組織のサイズとほぼ同じであると人体に電磁波を呼び込み、その電磁場が誘導電流を生じ健康をつかさどる生体制御電流を狂わせます。これによる刺激作用で該当の部位・組織に変調をもたらします。この「アンテナ」以外に人体の部位・組織の固有振動数が電磁波振動数と一致すると「共振」し、熱作用や電離作用を引き起こし、時として細胞分裂の遺伝子転写ミスを生じさせます。 44号「家電製品からの電磁波と健康影響」では、使用中の家電製品はすべて電磁波を放射しますので、健康への影響が懸念されます。そこで、100kHz程度以下の低周波磁場では200μT以下 [T: テスラ]、高周波電磁波では電力束密度1 mW/cm2以下、全身平均SAR(比吸収率)2.0W/kg(推奨0.08 W/kg)以下、などの規制値が制定されているのです。 続きはこちらから N045 LSEアカデミアニュース
本号は10月18日に名古屋東急ホテルで開催しました一般財団法人「地球温暖化防止LSE技術アカデミア」創立5周年記念式典・祝賀会および第63回「ESP推進分科会」定期セミナーでの記念行事の概要をお知らせする特別号です。独創的な省エネビジネスモデルで事業所のユーティリティー経費とCO2排出量の同時削減を確実に実現させる「ESP事業」をアカデミックな側面からバクアップしたい、と立ち上げられて早5年。財団が資格認定する科学的省エネスペシャリスト「省エネルギー設計士」が主導した一つ一つの「ハチドリのひとしずく」を省みて、やがて「山火事」を消し止めるまでの「大雨」となる期待を10周年に託す大会となりました。LSEアカデミア財団とESP推進協議会は皆さまのご支援の下、ご期待に応えて参ります。 続きはこちらから 181226 ESP推進協議会会報_GREEN PARTNER_80
1.電磁波公害/エレクトロスモッグ:用語誕生 電磁波の生体への悪影響を告知した事例「配電変電所で働く男性に精力減退症状や神経・心臓に障害をかかえる人が多い」(1966年、ソ連)を契機に疫学的調査がなされ、とくに米国と北欧3国の大規模な調査結果「2mG以上の磁場で通常より小児白血病が2.1倍、小児脳腫傷が1.5倍、発病率が高い」(1992年)が公表され、低レベルでも電磁波にさらされるとガン発生率が高くなる指摘は反響を呼びました。さらに、生殖・脳・神経・ホルモン・網膜・等々における異常が次々に報告され、1960年代の「公害」「スモッグ」になぞらえて「電磁波公害」「エレクトロスモッグ」と呼んでいます。電磁波と健康との因果関係は未確定ですが、「電磁波過敏症」に悩む大勢の方がいるのは事実です。私たちは「予防原則」に立ち、自らの身を守らねばなりません。 2.電磁波過敏症 周囲の人より電磁波に過敏なため通常の電化製品などから発生する微弱な電磁波に身体が反応して起こる特異な症状【不快感・頭痛・吐き気・めまい・しびれ・疲労感・発汗・湿疹・・・・・】を指します。厄介なのは「主観的な自覚症状(英語ではElectric Hyper Sensibility Self Reported)」のため原因が明確に特定できないことです。 私たちの生活環境はテレビ・ラジオ・Wi-fiなど種々の電波が飛び交い、かつ、電磁波を発生するスマホ・パソコン・電子レンジなど多く家電製品(1~200mGの磁場発生)に囲まれているので、誰もが「電磁波過敏症」の危険にさらされています。家電製品からの電磁波回避策は①使用中の家電から離れる、②長時間使用しない、③アースをとる、④使用しないときはコンセントから抜く、の4原則です。 続きはこちらから、N044 LSEアカデミアニュース
1.人体は電磁波を容易に呼び込んでしまう 前号で既述しましたが、電磁波を無意識に受信してしまう条件は①電磁波の波長がそれを浴びている物体のサイズとほぼ同じ場合、②電磁波の振動数が浴びている物体の固有振動数とほぼ一致する場合です。いずれも外部から何もしないのに物体が電磁波のエネルギーを吸収し続ける「共振」が起こってしまうためです。 ①は「人体自身がアンテナ」なのです。なぜなら、人体はFe, Na, Mg, Ca, K,など多くの金属イオンを含む良導体なので電磁波を呼び込むアンテナ機能を発揮してしまうからです。つまり、人体が無意識に電磁波を呼び込み、その電磁界が人体に誘導電流(41号参照)を生じさせ、健康をつかさどっている生体制御電流を狂わせるのです。例えば、頭回りが60cmの人に共振する電磁波の周波数 は です( [m/s]、 )。この周波数はTVやFMの帯域で身の回りに飛び交っていますので、過敏な人は頭痛、音が聞こえにくい、目が見えにくい、発熱、等に悩まされます。人体を構成する腕や脚などの骨格、内臓や筋肉などの部位のサイズはほとんどすべて私たちの生活通信情報源である電波の波長帯域に合致してしまいますので、身の回りを飛び交う電波のエネルギーがある程度強いと私たちの身体のどこかが変調をきたすことになります。ビリビリ、チクチクの感覚を伴うことが多いので「刺激作用」と呼びますが、これは肩や腰の低周波治療に利用したりします。 つづきはこちらから、20180810LSEアカデミアニュース43号
1.エネルギー基本計画とは 2002 年にエネルギー 政策基本法に定められた計画で、将来のエネルギー供 給と需要の量及び構造を見通して長中期の基本計画を 策定、2003, 2007, 2010, 2014 の改定を経て第 5 次計 画(2018)に向け、見直し作業中です。我が国は世界 4 位のエネルギー消費国なのにエネルギー自給率がわず か 8%という脆弱さが最大の弱点です。ですから、基 本姿勢は【(3E+S)バランス】、電源の多様化です。第 4 次は福島事故後でしたので、【Safety:安全】を前面に 【Energy Security: 安定供給】を基本に【Economic Efficiency:経済効率性向上】と【Environment:環 境への適合性】を図ることとし、原子力を「重要なベ ースロード電源」と位置付けました。これは、原子力 も国産=自給に算入できるからです。福島事故前の自 給率は20%ですが、独40%・仏60%・印/英70%・中90%・ 米/加/露 100%超え輸出国で、日本が極まっています。 180605 ESP推進協議会会報_GREEN PARTNER_76
1.電磁波すべてが物体に作用するわけでなない テレ ビやラジオを受信するには「アンテナ」が必要です。アン テナのサイズは受信したい電波の波長 を基準に や と決まっています。これは電波の磁場が誘導する電 流を正しく発生させるためです。つまり、波長と対象物の サイズがほぼ同じであると電磁波を吸収(共振)できるの です。また、東日本大震災では地震の長周期振動で高層ビ ルが大きく揺れましたが、これは建物の固有振動数が地震 の低周波振動数に一致した「共振」現象が起こったためで す。物体はそれぞれ固有の振動数を有しており、その振動 数とほぼ同じ振動数の波動によって外部から何も加えな くても振動してしまうのです。「共振」は波動や振動のエ ネルギーを吸収してどんどん増幅していく現象です。 物体のサイズや固有振動数が電磁波の波長や振動数とほ ぼ一致しない限り電磁波の作用は受けません。しかし、実 際の設備機器のサイズや固有振動数が回りを飛び交う電 磁波の波長や振動数に一致してしまうと「共振」し、意図 しない想定外の事態におちいります。私たちの身体の各部 位も身の周りの目に見えない電磁波と共振現象を起こす 可能性のあるサイズと固有周波数を有していますので、知 らず知らずのうちに健康への影響を受けているのです。 20180530LSEニュース42号
1.おさらい(基本概念) 「電磁波と健康の係わり」を“理に叶って知る”ための基本的な用語と概念を概説します。前号で人工電磁波が健康を害する、と力説しましたので、まず電磁波についてです。健康は次号以降で。 2. 電場(電界)と磁場(磁界) 電磁波は電場と磁場の連なりですので、どうしても両者を理解しなければなりませんが、両者とも目に見えないので厄介です。また、「場」という用語が難しそうですが、これは、地球上ではすべての物質(質量)が「リンゴが木から落ちる」重力場という「場」に存在している、と同様に、「すべての電荷に電気力を生じさせる場が電場」「すべての磁荷に磁気力を生じさせる場が磁場」です。「電荷」は電子やイオンがもつ+や-の電気量、「磁荷」は磁気力を生む源になるもので「磁極」とも称されますが、N極の磁荷は+、S極は-と定義され、N極とS極は常にペアで存在する磁気量です。実は、磁荷には電荷のような実体はなく、物質を構成する原子の核を周回する電子のスピンが創り出すものです。電場・磁場・重力場のアナロジーが下表で、わかりやすいです。 20180409LSEニュース41号