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LSEアカデミアニュース No.44 電磁波と健康:その係わり(5) ~ 家電製品からの電磁波と健康影響 ~

1.電磁波公害/エレクトロスモッグ:用語誕生 電磁波の生体への悪影響を告知した事例「配電変電所で働く男性に精力減退症状や神経・心臓に障害をかかえる人が多い」(1966年、ソ連)を契機に疫学的調査がなされ、とくに米国と北欧3国の大規模な調査結果「2mG以上の磁場で通常より小児白血病が2.1倍、小児脳腫傷が1.5倍、発病率が高い」(1992年)が公表され、低レベルでも電磁波にさらされるとガン発生率が高くなる指摘は反響を呼びました。さらに、生殖・脳・神経・ホルモン・網膜・等々における異常が次々に報告され、1960年代の「公害」「スモッグ」になぞらえて「電磁波公害」「エレクトロスモッグ」と呼んでいます。電磁波と健康との因果関係は未確定ですが、「電磁波過敏症」に悩む大勢の方がいるのは事実です。私たちは「予防原則」に立ち、自らの身を守らねばなりません。 2.電磁波過敏症 周囲の人より電磁波に過敏なため通常の電化製品などから発生する微弱な電磁波に身体が反応して起こる特異な症状【不快感・頭痛・吐き気・めまい・しびれ・疲労感・発汗・湿疹・・・・・】を指します。厄介なのは「主観的な自覚症状(英語ではElectric Hyper Sensibility Self Reported)」のため原因が明確に特定できないことです。 私たちの生活環境はテレビ・ラジオ・Wi-fiなど種々の電波が飛び交い、かつ、電磁波を発生するスマホ・パソコン・電子レンジなど多く家電製品(1~200mGの磁場発生)に囲まれているので、誰もが「電磁波過敏症」の危険にさらされています。家電製品からの電磁波回避策は①使用中の家電から離れる、②長時間使用しない、③アースをとる、④使用しないときはコンセントから抜く、の4原則です。 続きは会員ページより

By |2018-08-14T10:21:06+09:008月 14th, 2018|ニュース|0 コメント

LSEアカデミアニュース No.43 電磁波と健康:その係わり(4) ~ 人体は電磁波を呼び込むアンテナ ~

1.人体は電磁波を容易に呼び込んでしまう 前号で既述しましたが、電磁波を無意識に受信してしまう条件は①電磁波の波長がそれを浴びている物体のサイズとほぼ同じ場合、②電磁波の振動数が浴びている物体の固有振動数とほぼ一致する場合です。いずれも外部から何もしないのに物体が電磁波のエネルギーを吸収し続ける「共振」が起こってしまうためです。 ①は「人体自身がアンテナ」なのです。なぜなら、人体はFe, Na, Mg, Ca, K,など多くの金属イオンを含む良導体なので電磁波を呼び込むアンテナ機能を発揮してしまうからです。つまり、人体が無意識に電磁波を呼び込み、その電磁界が人体に誘導電流(41号参照)を生じさせ、健康をつかさどっている生体制御電流を狂わせるのです。例えば、頭回りが60cmの人に共振する電磁波の周波数 は です( [m/s]、 )。この周波数はTVやFMの帯域で身の回りに飛び交っていますので、過敏な人は頭痛、音が聞こえにくい、目が見えにくい、発熱、等に悩まされます。人体を構成する腕や脚などの骨格、内臓や筋肉などの部位のサイズはほとんどすべて私たちの生活通信情報源である電波の波長帯域に合致してしまいますので、身の回りを飛び交う電波のエネルギーがある程度強いと私たちの身体のどこかが変調をきたすことになります。ビリビリ、チクチクの感覚を伴うことが多いので「刺激作用」と呼びますが、これは肩や腰の低周波治療に利用したりします。 つづきは、会員ページよりご覧いただけます。

By |2018-08-14T10:18:16+09:008月 14th, 2018|ニュース|0 コメント

GU7月東京ビッグサイト「省エネ・節電EXPO」出展、10月財団5周年式典のご案内

深刻化する「環境問題」「健康問題」「エネルギー問題」に対して わたしたちが、今できることは? 問題の解決策をご案内いたします!   平成30年7月11~13日 「省エネ・節電EXPO」 東京ビッグサイトにて   平成30年10月18日 「財団設立5周年式典」 名古屋東急ホテルにて   Ecology Solution Provider 一般財団法人 地球温暖化防止LSE技術アカデミア 株式会社 グリーンユーティリティー ESP推進協議会

By |2018-07-02T13:15:45+09:006月 30th, 2018|ニュース|0 コメント

【開催のご案内】 第 62 回「ESP推進分科会」定期セミナー

拝啓 向夏の候、ますますご盛栄のこととお慶び申し上げます。 平素は、「ESP事業」に対し格別のご支援、ご高配を賜り厚くお礼申し上げます。 さて、第 62 回「ESP推進分科会」定期セミナーの開催案内をご送付いたします。ご多用の 折とは存じますがぜひご参加頂きたく、ご参加お申込みをお待ち申し上げております。 敬具 1.日時:平成 30 年 7 月 27 日(金) 午後 1 時 30 分~午後 4 時 30 分 2.場所:ウィルあいち(名古屋市東区上竪杉町1)2階 特別会議室 3.内容: (1)【講座】 環境三題「 生存の限界 ~ いかにして危機 ピンチを好機チャンスに変えるか ~ 」 ㈱グリーンユーティリティー 環境情報伝道士 水野 真理子 (2)【講座】「 エネルギー社会の近未来:U 3.0 ~ モノからコトへのディジタル革命 ~ 」 一般財団法人 地球温暖化防止LSE技術アカデミア 代表理事・ 三重大学 名誉教授・工学博士 加藤 征三 氏 (3)【講座】「 [...]

By |2018-07-02T13:16:05+09:006月 30th, 2018|ニュース|0 コメント

GREEN PARTNER「エネルギー基本計画」見直し ~ 「再エネ」「原子力」の在り方 ~

1.エネルギー基本計画とは 2002 年にエネルギー 政策基本法に定められた計画で、将来のエネルギー供 給と需要の量及び構造を見通して長中期の基本計画を 策定、2003, 2007, 2010, 2014 の改定を経て第 5 次計 画(2018)に向け、見直し作業中です。我が国は世界 4 位のエネルギー消費国なのにエネルギー自給率がわず か 8%という脆弱さが最大の弱点です。ですから、基 本姿勢は【(3E+S)バランス】、電源の多様化です。第 4 次は福島事故後でしたので、【Safety:安全】を前面に 【Energy Security: 安定供給】を基本に【Economic Efficiency:経済効率性向上】と【Environment:環 境への適合性】を図ることとし、原子力を「重要なベ ースロード電源」と位置付けました。これは、原子力 も国産=自給に算入できるからです。福島事故前の自 給率は20%ですが、独40%・仏60%・印/英70%・中90%・ 米/加/露 100%超え輸出国で、日本が極まっています。 続きは会員ページにて  

By |2018-06-25T13:18:09+09:006月 25th, 2018|ニュース|0 コメント

LSEアカデミアニュース 電磁波と健康:その係わり(3) ~ 暮らしのインフラ「電磁波」~

1.電磁波すべてが物体に作用するわけでなない テレ ビやラジオを受信するには「アンテナ」が必要です。アン テナのサイズは受信したい電波の波長 を基準に や と決まっています。これは電波の磁場が誘導する電 流を正しく発生させるためです。つまり、波長と対象物の サイズがほぼ同じであると電磁波を吸収(共振)できるの です。また、東日本大震災では地震の長周期振動で高層ビ ルが大きく揺れましたが、これは建物の固有振動数が地震 の低周波振動数に一致した「共振」現象が起こったためで す。物体はそれぞれ固有の振動数を有しており、その振動 数とほぼ同じ振動数の波動によって外部から何も加えな くても振動してしまうのです。「共振」は波動や振動のエ ネルギーを吸収してどんどん増幅していく現象です。 物体のサイズや固有振動数が電磁波の波長や振動数とほ ぼ一致しない限り電磁波の作用は受けません。しかし、実 際の設備機器のサイズや固有振動数が回りを飛び交う電 磁波の波長や振動数に一致してしまうと「共振」し、意図 しない想定外の事態におちいります。私たちの身体の各部 位も身の周りの目に見えない電磁波と共振現象を起こす 可能性のあるサイズと固有周波数を有していますので、知 らず知らずのうちに健康への影響を受けているのです。 続きは会員ページより

By |2018-06-25T13:14:38+09:006月 25th, 2018|ニュース|0 コメント

第 61 回「ESP推進分科会」定期セミナー 開催のご案内

1.日時:平成 30 年 5 月 25 日(金) 午後 1 時 30 分~午後 4 時 30 分 2.場所:ウィルあいち(名古屋市東区上竪杉町1)2階 【特別会議室】 3.内容: (1)【講座】「 温暖化地獄に落ちない非連続技術革新 ~ (電気自動車+自動運転)は救世主となるか ~ 」 一般財団法人 地球温暖化防止LSE技術アカデミア 代表理事・ 三重大学 名誉教授・工学博士 加藤 征三 氏 (2)【講座】「 省エネ化を技術的に断念されていた生産設備への ESP 導入成功事例 ~ 先入観の打開から省エネ意識改革へ ~」 ㈱グリーンユーティリティー 省エネルギー設計士 小佐野 良隆 (3)【講座】「 小規模施設の ESP 導入成功事例 ― 三者三様の省エネ ― 」 ㈱グリーンユーティリティー 省エネルギー設計士 髙木 [...]

By |2018-05-03T08:40:05+09:005月 3rd, 2018|ニュース|0 コメント

LSEアカデミアニュース 41号 電磁波と健康:その係わり(2) ~ 電磁波の発生メカニズム ~

1.おさらい(基本概念) 「電磁波と健康の係わり」を“理に叶って知る”ための基本的な用語と概念を概説します。前号で人工電磁波が健康を害する、と力説しましたので、まず電磁波についてです。健康は次号以降で。 2. 電場(電界)と磁場(磁界) 電磁波は電場と磁場の連なりですので、どうしても両者を理解しなければなりませんが、両者とも目に見えないので厄介です。また、「場」という用語が難しそうですが、これは、地球上ではすべての物質(質量)が「リンゴが木から落ちる」重力場という「場」に存在している、と同様に、「すべての電荷に電気力を生じさせる場が電場」「すべての磁荷に磁気力を生じさせる場が磁場」です。「電荷」は電子やイオンがもつ+や-の電気量、「磁荷」は磁気力を生む源になるもので「磁極」とも称されますが、N極の磁荷は+、S極は-と定義され、N極とS極は常にペアで存在する磁気量です。実は、磁荷には電荷のような実体はなく、物質を構成する原子の核を周回する電子のスピンが創り出すものです。電場・磁場・重力場のアナロジーが下表で、わかりやすいです。 続きは会員ページより

By |2018-04-09T17:16:05+09:004月 9th, 2018|ニュース|0 コメント

省エネルギー設計士 EIC級5期生」  ライセンス取得のための教育プログラム受講生の募集

【会員の皆さまへのご案内】 一般財団法人 地球温暖化防止LSE技術アカデミア 会員の皆様 ESP推進協議会 会員の皆様 春爛漫の好季節 皆様には益々ご活躍のこととお慶び申し上げます 会員の皆様 へ「省エネルギー設計士 EIC級5期生」 ライセンス取得のための教育プログラム受講生の募集 ご案内を添付の通りお届けいたします EIC級5期生教育プログラム受講生の募集要項はここをクリックすると表示されます。

By |2018-04-05T17:14:46+09:004月 5th, 2018|ニュース|0 コメント

【開催のご案内】 第 60 回「ESP推進分科会」定期セミナー

拝啓 梅花の候、ますますご盛栄のこととお慶び申し上げます。 平素は、「ESP事業」に対し格別のご支援、ご高配を賜り厚くお礼申し上げます。 おかげさまで、当セミナーは【開講 10 周年】を迎えることとなりました。これもひとえに、 全国の会員の皆さまのご理解とご支援の賜物と感謝いたしております。 早速ですが、第 60 回「ESP推進分科会」定期セミナーの開催案内をご送付いたします。ご 多用の折とは存じますがぜひご参加頂きたく、ご参加お申込みをお待ち申し上げております。 敬具 1.日時:平成 30 年 3 月 23 日(金) 午後 1 時 30 分~午後 4 時 30 分 2.場所:ウィルあいち(名古屋市東区上竪杉町1)2階 【セミナールーム6】 3.内容: (1)【講座】 環境三題「 溶け始めた北極点 ~ それは我々の暮らしとどう関係しているのか ~ 」 ㈱グリーンユーティリティー 環境情報伝道士 水野 真理子 (2)【講座】「 脱化石革命に参画できるか ~ 果たすべき CO2削減量は? ~ 」 一般財団法人 地球温暖化防止LSE技術アカデミア 代表理事・ 三重大学 名誉教授・工学博士 加藤 [...]

By |2018-03-07T07:10:09+09:003月 7th, 2018|ニュース|0 コメント
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