1.蓄電池は水素社会インフラの核技術 「蓄電池」は前号で概説した「燃料電池」とともに「水素社会を担う核技術」です。その役割は「余剰電力を貯蔵、適時に供給」できる利点を活かした①電力需給両面での負荷平準化、②分散電源化、③電気自動車(EV)の動力源、④非常時の自立電源など実に大きいのです。蓄電池は燃料電池とともに「脱炭素社会を築く礎」となる役割を担うに足る「大容量、安全・安心、安価」への技術革新が期待されています。住宅・ビル・工場・病院・福祉施設・学校は建設段階から【再エネ+蓄電池】システムの設置を義務化する動きもあります。
2.一次電池「ボルタの電池」の原理 電池は「化学エネルギーを電気エネルギーへ変換」する装置ですが、放電のみで充電できないのを「一次電池」、元へ戻して充電できるのを「二次電池」と呼んでいます。
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